次亜塩素酸水とは
あらゆる殺菌方法の中で、人体そのものが行っている細菌撃退法以上に万能かつ安全な殺菌方法はありません。
人体の殺菌システムは、健康を害するなどして人体の機能自体を損なわない限り、耐性菌を含めどんな菌に対しても、即座にこれを撃退してしまいます。もちろん人体そのものを害することは有り得ません。
その人体の殺菌システムの主役は好中球であり、 この好中球が菌の侵入に対する防御を担っています。
好中球は細菌が侵入すると、酸素代謝を活発に行い活性酸素を作り出します。
この活性酸素を元に過酸化水素(H2O2)を合成し、更に酵素の働きを受けて次亜塩素酸(HOCl)を作り、この次亜塩素酸で菌の膜を攻撃し死滅させて、細菌の体内組織への侵入を防いでいます。
好中球が生成するこの次亜塩素酸(HOCl)を大量に含む殺菌水を科学的に合成し、大量に安定的に生成できる装置がハセッパーシステムです。
その装置から作られる殺菌水をハセッパー(次亜塩素酸水)と呼びます。
ハセッパーシステムは、大量の水に食品添加物の次亜塩素酸ソーダとアルカリの中和剤として認められている食品添加物の8.5%希塩酸を希釈混合することにより、ハセッパー(次亜塩素酸水)を生成します。
ノロウイルス処置方法
※厚生労働省通達
床などに飛び散った患者の嘔吐物(おうとぶつ)や糞便(ふんべん)を処理するときには、使い捨てのマスクと手袋を着用し汚物内のウイルスが飛び散らないように糞便(ふんべん)・嘔吐物(おうとぶつ)をペーパータオルなどにて静かに拭き取ります。
拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度:約200ppm)にて浸すようにして床を拭き取ります。
オムツなどは、速やかに閉じて糞便(ふんべん)などを包み込みます。
オムツや拭き取りに使用したペーパータオルなどは、ビニール袋に密封して廃棄します。
(この際、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度:約1,000ppm)を入れることが望ましい。)
また、ノロウイルスは乾燥すると容器に空中に漂い、これが口に入って感染することがありますので、嘔吐物(おうとぶつ)や糞便(ふんべん)は速やかに処理し乾燥させないことが感染防止に非常に重要です。
【ハセッパー(次亜塩素酸水)】200ppmにて対応処理。
■次亜塩素酸ナトリウム(1,000ppm)の取り扱いは大変危険ですが、【ハセッパー(次亜塩素酸水)】は安心して処置できます。
塩素濃度200ppmは、【ハセッパー(次亜塩素酸水)】100〜200ppmで拭き取り処理。
■高級絨毯(こうきゅう じゅうたん)などの脱色が非常に軽減できます。
動物安全性試験結果
■誤って飲んだら?
単回経口投与毒性実験(急性毒性試験) → 異常は認められない
■皮膚や目に入っても大丈夫?
皮膚一時刺激性試験 → 刺激性なし
皮膚累積刺激性試験 → 刺激性なし
眼刺激性試験 → 刺激性なし
■アレルギーを起こすの?
感作性試験 → 感作性なし
■細胞への影響は?
コロニー形成阻害試験(細胞毒性試験) → 問題はない程度
■発ガン性はあるの?
復帰突然変異試験(変異原性試験) → 誘起する作用なし
ご使用方法
・対象物の表面が湿り気をおびる程度にスプレーしてください。革製品はスプレー後、きれいな布で水分を拭き取ってください。
・臭いが強いときは多めに噴霧するなど、臭いが消えるまで使い続けてください。
・使用後は直射日光を避け、冷暗所に保管してください。
・開封後3〜5ヶ月経過すると効果が70%に減少します。できるだけ早めにお使いください。
使用上の注意
・対象物によっては、しみになる恐れがあるので、あらかじめ目立たない部分でテストしてください。
・食品添加物に使用される成分ですので、口や目に入っても安全ですが、違和感がある場合は医師にご相談ください 。
次亜塩素酸水とエタノールとの比較
以下の試験結果をご覧ください。
ハセッパー水(次亜塩素酸水)は、50〜200ppmいずれの濃度においてもバチルス菌*を瞬間的(開始時)に無力化しています。それに対して99.5%という高濃度エタノールでは、10分経過後でも生存しています。
*バチルス菌は各種消毒液に対する抵抗力が強いことから、消毒効果の判定が出来ます。
高濃度のエタノールは手指の脂肪分を除去するので手荒れがひどくなります。特に頻繁に消毒すればするほどその傾向が高まります。ハセッパー水(次亜塩素酸水)使用による手荒れはほとんど気になりません。
除菌用ハセッパー水(次亜塩素酸水)の価格はエタノールの10分の1以下です。また、自分で作るので売り切れになることもありません。
この様に、ハセッパー水は非常に優れた除菌効果が有りますが、 あえて欠点を上げるなら、ハセッパー水(次亜塩素酸水)は時間の経過により失活するので、この点だけは管理が必要です。